記事一覧

分離

激動の秋を過ぎ、既に日中でもひんやりとした空気感は冬将軍の到来を感じさせます。

十月一日の朝、いつも通り目覚めて身支度をしていた時、突然「意識の逆行はもう起こらない」という感覚が湧いてきました。言葉にするとあれですが、これまで社会的集業的無意識に翻弄されつつ、あちこち行き来していた意識が、もう動き回る余地もない時期に移行した感覚とでも言いましょうか。真っ直ぐに道は続くのですが、二極化を超えて完全な分離に向かうのかという、そんな気がしたのです。

不思議の会で真実が語られている中で、「良い実は良い木にしかならない」という言葉は、その時のメッセージ性もさることながら、自分にとってもボディブローのようにじわじわと考えさせられるものでした。これまでの自分のあり方を見つめ直すきっかけになりましたし、結局人間が実ばかりを見がちで近視眼的になる理由ってなんなんだろうと、深く考えるきっかけになりました。のちに「人生のリベンジ」という表現を聞いて、半月板が損傷するのではないかと思うほど膝を打ちましたが、まさに周りでは「見ている人が勉強になる」現象ばかり起きていて、言い方が適切ではないかもしれませんが、こんなにリアルな人生の教科書はないと思うのです。

そして先月の法座で、そんな同じ話を聞いていても、字面ではない「言い回し」や「間」からキャッチする情報には、人によって驚くほど差があるのだなということをひしひしと感じました。不思議の会で何かに触れて感化されるためには、常日頃からいろんなもつれを解いていかなければならなくて、その程度の差によって、横田先生が分け隔てなく発してくださる中でも、今後受け取る情報量の差は、個人の間でますます拡大していくと思います。

かねてより横田先生は「話を聞くという姿勢は極めて能動的である」とおっしゃっています。そのことからもわかるように、情報が伝染しにきてくれるのではなく、自らが情報に伝染されにいくのです。この言葉の意味を三年越しに再認識した自分のノロマさには笑うしかないですが、このタイムラグは仕事においても人生においても比例して伸び縮みすると思ったので、少しでもラグを縮めていけるように、身心の土台づくりは来年以降より意識していきたいところです。

 

(Uさん・男性)

関連記事

PAGE TOP