ブログ

サイン

先日の不思議の会の講義の中で、横田先生より『「子供頃の夢は?」と聞かれたら、「お医者さん」や「パイロット」、「お花屋さん」など職業を答える子供が多い。』とありました。そこで、『子供が「業の解消」や「悟りを開きたい」などと言われることはないですよね。』と話をされました。話を聞きながら、確かにそうだなぁと思いました。子供の頃の夢は「サッカー選手」や「科学者」になることでした。特に目標となる人がいた訳ではなかったのですが、「サッカー選手になりたい」とか、「科学者になりたい」と公言することを他人に言う自分がなんとなくカッコイイという認識もありました。また、親や大人が「すごいね」と褒めてくれることが分かっていたというのも1つ の要因でした。

時代や既存の職業の中から好きなもの、親が好きそうなもの、または反対しなさそうなものなど自分の進んできた道ではあるものの、時代や周囲のなんとなくの流れからの影響をしっかりと受けているのです。ただ、自分以外の人からの言葉であっても、自分が同意し賛同することは、自分の中にすでにあったものであってそれが自分以外の人の口から発することで、意識しやすくなるということもあったのだと思うのです。子供の頃からテレビを見るように人や自然を観ることは大好きで、人間観察のようなことをずーっとしていたのだと思います。

いつも横田先生が『“伝染る(うつる)”ということがあるんだよ。』と話をされますが、いつも自分の周囲にいる人の思いや願いが伝染(うつ)っていたんだなと思い返すことが出来ます。特に幼少時は自我も少なく、親や大人の意識がスーッと入ってきて、それが自分の思いであると“伝染(うつ)る”のだと思うのです。 “伝染(うつ)る”というのは自分の影(潜在意識)に周囲の思いや常識が響く(同調・共鳴)ことで、意識を乗っ取られるという現象がその1つでもあるのです。

最近、縁あって丹生川上神社上社に参拝させていただく機会がありました。一筆龍のSさんご夫妻が群馬から来られるので是非行きたいと妻から誘われたということもあり、丹生川上神社である程度ゆっくりと時間を過ごさせていただきました。横田先生が場を浄められたということもあり、台風が近づいているのもの関わらず神社の雰囲気も良く、厳かでとても和やかな時間でした。

次の日、少林寺拳法の修練がありました。その時は何故かいつもよりかなり早い時間に道院に着くと、もう既に2人の青年が法形(技術修練)をしていました。1人が相手の腕を掴んで背負い投げをしようとするのを、もう1人が逆に投げ返すという技を熱心に修練していました。少しの間見ていると青年が「ご指導お願い致します。」と話しかけてきたので、それではということで、手を出して腕を掴みにきてもらいました。そうすると、自分が技をかけようと思う前に相手が、投げられ飛んでいくのです。投げた私自身も投げられた青年も一瞬訳が分からず、お互い目を合わせてしまいました。もう1人も腕を掴みにきてくれるのですが、同じように投げられ飛んでいくのです。こちらが何かをしようとする前なので、投げた感じもありません。特に修練の内容を変えた訳でもありません。考えられるのは、前日に神社に参拝させて頂いたことで何かが“伝染(うつ)った”のだと思わざるを得ないのです。前日の神社では何もしていません。ただ、Sさんが特製の用紙に一筆龍を現す場にいてそれを観ていたということだけでした。具体的に何かをしたということはなく、周りからの薦めや場にいるということで一見関係ないようにみえる技が変化したのです。正直自分でも良くわかりません。不思議なのです。ただ、現象は確実に変化しました。

「自分から選んでその場に行こうが、人に誘われて行こうがその場に行くことが大切なのです。」とある方に教えて頂いたことがあります。会員のIさんにはいつも「君は努力をしなくて、いいよねぇ。」と言われます。今まではこのIさんだけに言われていたのですが、最近母親からも「あなたは本当に努力しないよね。」と言われたのです。子供になんてことを言うのだろうとも思ったのですが、自分から動くと自我が出て成就しないことも知っています。私に本当に必要なことは周りから来ることがほとんどです。この自然に周りからくるはたらきかけは、いくら断ろうと思っても断ることが出来ないんです。一見矛盾してみえることが、真実に触れているサインなのかも知れません。

 

(Sさん・男性)

関連記事

ページ上部へ戻る